ビックリシリーズ

実機について 1988年、日本物産(ニチブツ)から登場した、低年齢層向けのゲーム筐体。
所定の額面のコインを投入してゲームに勝利すると、景品として特製シールが払い出される。
当時、大手菓子メーカーのチョコスナックに添付されていたシールが子供たちの間で大人気になっており、
このゲームも、そのシールブームに乗った形で展開されている。
省スペース設計を生かし、ゲームセンターの一角やデパートの屋上プレイランド、
ショッピングセンターのキッズコーナーなどに設置された。

【画像左の筐体】
「ビックリショット」…3つのリールが並んだ、スロットマシン型のゲームである。
キャラクターのデザインが異なるステージが3種類用意されている。
コインを入れて"トウロクボタン"を必要数(1〜3つ)押して、スタートボタンを押す。 
但し、登録数を3つにすると自動的にゲームが開始され、画面上の3つのリールが回転する。
この登録数によって、当たりの確率が上昇する。任意のタイミングでショットボタンを押すとリールの回転が止まる。
一つ目のリールが止まったあと、2つ目のリールの図柄が"アタリ"の場合は勝ち、"ハズレ"が出ると負けになる。
更に3つ目のリールの図柄が"大アタリ"の場合はシールが2枚、"アタリ"は1枚、"ハズレ"は何も出ない。

【画像右の筐体】
「ビックリプロレス」…ジャンケンに近いルールで遊ぶ、プロレスをテーマとしたアクションゲームである。
リング上に2人のレスラーが表示され、画面右側の覆面レスラーと戦う。
コインを入れて"トウロクボタン"を必要数(1〜3つ)押して、スタートボタンを押す。 
筐体には3つの技ボタン「ネックハンギング」「ラリアット」「ドロップキック」が並んでおり、
ゴングが鳴ってから、任意の技ボタンを押す。
これらの技はジャンケンの様な"3すくみ"の関係になっており、相手がラリアットを出した場合はネックハンギングの勝ち、
同じくネックハンギングの場合はドロップキックの勝ち、ドロップキックの場合はラリアットの勝ちとなる。
ゲーム中は画面上のルーレットが回転しており、ルーレットが"カード"のマスに止まると
景品のカード(シリーズ共通のシール)が払い出される。

シリーズ共通の特典として、店舗で配布されている専用台紙に8種類のキャラクターシールを貼り、
所定の住所へ送ると、抽選で賞品が貰えるキャンペーンが行われた。


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